「使わないと損」は本当か? レセコン補助金の本質とA-COMSが「選ばれる理由」

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2026-01-05

オンライン資格確認への対応が本格化する中で、柔道整復・はりきゅう・あん摩マッサージ指圧施術所におけるレセコン
改修費用の補助金制度について、お問い合わせをいただく機会が増えています。

今回の制度は、受領委任取扱い施術所がオンライン資格確認に対応するため、既存のレセコンに資格情報連携機能を追加・改修した場合、その費用の一部を国が補助するというものです。
具体的には、すでにレセコンを導入している施術所において、オンライン資格確認限定型の資格情報をシステムへ連携させるために必要な改修・機能追加を行った場合に、その費用の一部を国が補助するものです。
補助の対象となるのは、資格確認限定型のレセコン連携機能を稼働させるための改修費用で、費用の1/2を補助し、上限は
3万2,000円となっています。

たとえばレセコン会社への改修費用が6万5,000円であれば、上限額の3万2,000円が補助される計算です。
申請期限については、当初の令和8年1月15日から 令和8年1月31日まで延長されています。
申請は「施術所等向け総合ポータルサイト」から手続きを行う必要があり、改修に伴う領収書や申請書類を揃えることが
必須要件となります。

この補助金は、あくまでも「改修にかかった費用の一部を支援する」制度であり、全額が補助されるものではありません。
実際には上限額が定められており、申請期間や対象要件も限定されています。
つまり、制度を活用したとしても、施術所側の自己負担が完全になくなるわけではなく、また申請のためには一定の書類
作成や事務対応が求められます。
補助金という言葉から「使わないと損」「もらわなければ対応できない」と感じてしまいがちですが、本質はあくまで制度対応を後押しするための支援策であることを、冷静に捉えておく必要があります。

そもそも今回のレセコン改修の背景にあるのが、オンライン資格確認とレセコンとの間をつなぐ「API連携」です。
APIとは、異なるシステム同士が情報をやり取りするための仕組みであり、オンライン資格確認システムで取得した資格情報を、レセコン側に正確かつ安全に反映させるために不可欠な技術です。
今後の請求実務においては、このAPI連携が前提となる場面が増えていくことが想定されており、単なる一時的な改修では
なく、将来を見据えた基盤整備という意味合いを持っています。

一方で、レセコン会社によっては、このAPI対応を理由に改修費用が発生し、その費用を前提として補助金申請を案内して
いるケースも見受けられます。その結果、「補助金を申請しなければならない」「申請しないと損をするのではないか」といった不安が、現場に広がっているのが実情です。

しかし、ここで一度立ち止まって考えていただきたいのは、本来の目的は補助金を受け取ることではなく、適正で安定した請求環境を整えることにあるという点です。
その点、アトラ請求サービスの会員の先生方については、過度な心配は不要です。
アトラ請求サービスでは、APIを用いたレセコン連携機能をA-COMSにおいてすでに整備しており、この連携機能は全会員に対して無償で開放しています。

オンライン資格確認への対応を理由とした追加の改修費用が発生することはなく、補助金申請のための煩雑な手続きを行っていただく必要もありません。制度対応そのものはアトラ請求サービス側で完結しており、先生方にはこれまでと同様、
安心して請求業務を行っていただける体制を整えています。

補助金制度は、レセコン改修に費用負担が生じる施術所を支援するためのものであり、決してすべての施術所が等しく利用しなければならないものではありません。
アトラ請求サービスの会員の先生方にとっては、「補助金を申請しないと対応できない」「自己負担が発生するのではないか」といった不安を抱く必要はなく、制度の有無に振り回されることなく、本来注力すべき臨床や施術に集中できる環境がすでに確保されています。

療養費制度を取り巻く環境は、今後も変化が続くことが予想されます。
オンライン資格確認やAPI連携といった仕組みは、単なる事務手続きの話ではなく、請求の透明性や正確性を高め、施術所の信頼性を守るための重要な基盤です。だからこそ、補助金の有無だけに目を向けるのではなく、「どのような仕組みで、
誰が負担し、現場がどう守られているのか」という視点を持つことが大切だと考えています。

私たちアトラグループは、アトラ請求サービスを単なる請求代行にとどめるのではなく、制度変更やIT化の波の中でも、
現場が安心して施術を続けられる環境を支える「伴走者」でありたいと考えています。
今回のレセコン改修費用に関わる補助金の話題についても、会員の先生方が不要な不安を抱くことなく、冷静に判断できる材料をお届けすることが、私たちの役割だと思っています。

会員の皆様方には本年度も大変お世話になりました。
来年度も制度・請求・現場をつなぐ情報を、分かりやすくお伝えしてまいりますので、引き続きアトラ請求サービスを
よろしくお願いいたします。