夏風邪の代表格「プール熱」に備える!

ブログ
2026-07-29

夏のレジャーシーズン、特に子どもたちの間で流行するプール熱。正式名称を「咽頭結膜熱」と言い、その名の通り、のど(咽頭)の腫れや目の充血(結膜炎)を伴う夏風邪の一種です。プールでの感染が多いことからその俗称が定着しましたが、プールに入っていなくても感染するため、注意が必要です。

〇プール熱(咽頭結膜熱)の主な症状
プール熱の主な原因は「アデノウイルス」です。潜伏期間は5〜7日程度で、特徴的な症状がいくつか現れます。まず、突然38〜40℃近い高熱が出ることが多く、4〜5日程度続くことがあります。発熱は上がったり下がったりを繰り返すこともあります。
次に、のどの奥が真っ赤に腫れ、強い痛みを伴う咽頭炎の症状も現れます。このため、食欲が落ち、水分補給もままならなくなることがあります。
そして、目の充血や痛み、かゆみ、目やにが多くなる結膜炎も特徴的です。通常、片方の目から症状が始まり、その後もう片方の目にも広がることがあります。この3つの症状がすべて揃うとは限りませんが、特に目の症状は、他の夏風邪と見分ける重要なポイントとなります。

〇プール熱とヘルパンギーナ、夏風邪の代表格の違い
プール熱とヘルパンギーナは、どちらも夏に流行するウイルスが原因となる夏風邪の代表格です。しかし、主な症状に明確な違いがあります。プール熱の大きな特徴は、アデノウイルスが原因で、目に症状が出ることです。一方、ヘルパンギーナは、エンテロウイルスが原因で、のどや口の中に小さな水ぶくれや発疹ができることが特徴です。

〇大人への感染リスクと重症化の危険性
プール熱は子どもが感染しやすいイメージがありますが、大人も感染します。大人が感染した場合、子どもよりも症状が重くなることがあり、高熱が長引いたり、全身の倦怠感が強く出たりするケースも少なくありません。特に免疫力が低下している高齢者や持病を持つ方は、肺炎などの合併症を引き起こすリスクが高まるため、より一層の注意が必要です。

〇感染対策と予防の重要性
プール熱に有効な特効薬はなく、発熱や痛みを和らげるための対症療法が中心となります。最も重要なのは、感染を広げないための予防です。アデノウイルスは感染力が非常に強いため、流水と石鹸によるこまめな手洗いが最も重要です。また、感染者の目やに、唾液、鼻水が付着したタオルを介して感染が広がるため、家族間でもタオルの共用は厳禁です。プールに入る際は、前後のシャワーや洗眼、うがいを徹底しましょう。高熱が続く際は、脱水症状に注意し、こまめな水分補給を心がけましょう。のどが痛い場合は、刺激の少ない飲み物やゼリーなどがおすすめです。

〇夏風邪予防と接骨院の貢献
接骨院は、患者様の健康をサポートする身近な存在です。先生方ご自身が夏風邪の症状や感染対策について正しい知識を持つことで、患者様への適切なアドバイスや注意喚起を行うことができます。地域の健康を守る担い手として、プール熱やヘルパンギーナといった夏風邪に関する正しい知識を共有し、感染予防に貢献していきましょう。