介護サービスの種類「地域密着型サービス」とは?〈接骨院と介護事業③〉

ブログ
2023-11-22

地域密着型サービスとは、2006年の介護保険制度改正により創設されたサービスです。
現在、重度な要介護状態となっても、出来る限り住み慣れた地域で生活できるよう、サポート体制(地域包括ケアシステム)の構築が進んでいます。

しかし、高齢化の進展は、地域によって大きく差が出ることがあります。そのため、地域包括ケアシステムは、市町村や都道府県(=保険者)が、地域の自主性や主体性、特性に応じて構築することが求められており、「地域密着型サービス」の整備が進んでいる状況です。
地域密着型サービスは、下記の9つの種類に分類されています。

――――
①夜間対応型訪問介護
②認知症対応型通所介護(認知症デイサービス)
③小規模多機能居宅介護
④認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)
⑤地域密着型特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム)
⑥地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護(地域密着型特別養護老人ホーム)

※2012年に2つ新設↓
⑦定期巡回・随時対応型訪問介護看護(24時間地域巡回型訪問サービス)
⑧看護小規模多機能型居宅介護(複合型サービス)

※2016年に「小規模型通所介護」が地域密着型サービスに移行↓
⑨地域密着型通所介護
――――

地域密着型サービスは、市町村指定の事業者が、地域の特性を活かした環境を作り、その地域に添ったサービスを提供します。ただし、地域密着型サービスは、事業者がある市町村に住む(住民票がある)人しか利用できないという条件があります。

また、施設・居宅サービス等と同じようなサービスを提供できますが、通常の施設サービス等は都道府県の指定・管轄であるのに対し、地域密着型サービスの場合は市町村の指定・管轄になるのが特徴です。地域密着型サービスの方が比較的小規模運営で、利用者の定員が19人以上なら「通所介護」、18人以下なら「地域密着型通所介護」という区分となります。施設の規模も小さい分、利用者のニーズに柔軟に応えることができると期待されています。

地域密着型は、接骨院にも通じるものがありますね。地域の方々への介護サービスをご検討なら、地域密着型サービスをお勧めします。

弊社FCほねつぎデイサービスでは、19名以下の地域密着型通所介護も全国にフランチャイズ展開しており、開業・運営サポートも行っています。
デイサービス開業にご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。